コロナウィルス感染症になった妊婦さんが入院先が見つからず自宅での出産となり、
赤ちゃんが助からなかったという悲しいニュースがありましたね。
それを受けて
- ワクチン接種を決めた人
- 迷われている人
- 不安に思う人
と様々だと思います。
今回は
- 妊娠中のワクチン接種についての詳細(厚生労働省のガイドラインをもとに)
- ワクチン接種を受ける前の自分の考え
- 妊娠中の友人の話
- 実際に妊娠中にコロナワクチン接種をした職場の先輩の話
について書いていきたいと思います。
実際にワクチン接種を受けたときの記事があるので合わせてご覧ください。
妊娠中のワクチン接種は受けても良い
結論から言うとワクチン接種は妊娠中の時期を問わずに受けられます。
厚生労働省の文章をまとめると
- 妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の人も、ワクチンを接種することができる
- 妊娠、胎児、母乳、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はないため、妊娠中の時期を問わず接種をおすすめ
- 人口当たりの感染者が多い地域の方、感染リスクが高い医療従事者、糖尿病、高血圧など基礎疾患を合併している方は接種を推奨する
- 妊婦が感染する場合の約8割は、夫やパートナーからの感染と報告されている。妊婦の夫またはパートナーが、ワクチンを接種することで妊婦を守ることにもつながる
アメリカのデータでは
- アメリカでは14万人以上の妊婦が新型コロナワクチンを接種している(2021年8月16日時点)
- 接種後の発熱や倦怠感などの副反応の頻度は非妊娠女性と同程度(約3万5千人の女性の追跡研究結果)
- 接種後の流産、早産、胎児の発育不全、先天奇形、新生児死亡の発生率は、ワクチンを接種していない妊婦と変わらない
- 妊娠していない女性と比べて感染した場合に重症になりやすく、早産や妊娠合併症、胎児への悪影響のリスクが上がる
- 副反応調査結果から妊娠20週以前にワクチンを接種しても流産のリスクは上がらない
- 妊娠中にワクチンを接種した人の臍帯血にも母乳中にも新型コロナウイルスに対する抗体があることが確認されている
(出典:厚生労働省新型コロナワクチンQ&A)
日本産科婦人科学会 、日本産婦人科医会 、日本産婦人科感染症学会が合同で
新型コロナウイルスワクチンについてのお知らせを出しており、
そちらでも厚生労働省に記載されている内容とほぼ同じことが書かれていました。
ワクチン接種の副反応
これまでの追跡調査で分かっている具体的な副反応は
- 注射した部分の痛み
- 疲労・倦怠感
- 頭痛
- 筋肉や関節の痛み
- 発熱
があります。
私の夫はモデルナ製のワクチンを接種しました。
接種翌日に副反応が出て、その時の症状は上記の全てでした。
副反応が出た日から解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)を服薬して、接種2日後には回復していました。
妊娠中にワクチン接種をして熱が出た時もアセトアミノフェンを服用して良いそうです。
避けたほうがよい解熱鎮痛剤もあるので一度、主治医に相談することをおすすめします。
妊娠中の友人との話
私と2か月違いで2人目を妊娠した友人がいます。
彼女も最初は胎児への影響を考えてワクチン接種をしないほうが良いと思っていました。
しかし、日々増える感染者数や重症化のリスクに不安を感じて接種することを決めたそうです。
産後に接種することも考えたそうですが、
「産後のボロボロな身体とめまぐるしい日々の中で接種して副反応がでたら無理!!」
ということで産前に打つことにしていました。
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妊娠初期にワクチン接種をした先輩
職場の先輩が妊娠10週のときに1回目のワクチン接種を受けていました。
「どうして受けたんですか?」と聞くと
「コロナにかかって重症化するのも怖かったし、産婦人科の先生にもすすめられて受けたんだよ~」
と話していました。
接種の翌日に発熱をして解熱鎮痛剤を服用し、1日で回復したそうです。
2回目接種のときも同じような症状ですぐに回復。
その後の健診も問題はなく、赤ちゃんは元気だということでした。
コロナワクチン接種を受けることへの不安
私自身は9月中旬にワクチン接種を受けることを決めました。
はじめはとても不安で流産、早産、副反応のワードが頭から離れませんでした。
ワクチン接種を受けることにした決め手は千葉県での悲しいニュースです。
そのニュースが報道された後に自治体の優先接種に妊婦が含まれたので接種予約をしました。
妊婦健診で主治医に受けても良いか聞いたところ、母体も胎児も問題ないので受けても大丈夫との返答でした。
副反応が出たときはアセトアミノフェンの解熱鎮痛剤があればそれを服用して良いとのことでした。
最後に
妊娠中のワクチン接種について言えることは
- 妊娠中にワクチン接種をしても一般女性と差はない
- 妊娠中にコロナウィルス感染症にかかると重症化するリスクが高い
- 接種することに抵抗がある人は身近な人にワクチン接種を受けてもらうことをすすめる
(例えば夫・パートナー、実家の家族、義実家の家族、兄弟など)
妊婦の感染経路のほとんどが家庭内感染によるものです。
ワクチン接種を受けることに不安や抵抗のある人は
自分自身は感染の予防対策を徹底して行い、
身近な人にワクチン接種をしてもらうことをおすすめします。
少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。