私は結婚式を挙げたあとに子どもを授かりたいと思い、妊活を始めました。
避妊しなければそのうち授かるでしょ!
と思っていました。
しかしなかなか授かれませんでした。
妊活を始める前にもっと妊活について知っておけば良かったと思いました。
- 妊活は何をするのか
- 妊活を始めたいけど何からすればいいのか分からない
- 子どもが欲しいと思っているけれどなかなか授かれない
- 不妊治療について知りたい
という人に向けて妊活の基本的なことを
私の経験を交えて書き進めていきたいと思います。
※この記事は個人的に妊活に調べたことや経験を記述しています。記事内のことを実施すれば妊娠するという医療的確証や保証はありませんので、承知の上で読み進めてください。
妊活について
- 赤ちゃんがほしいと考え始めること
- 妊娠に向けて夫・パートナーと話し合うこと
- 妊娠について知識を取り入れて行動を起こすこと
- 専門医療による不妊治療を受けること
以上のように妊活とは
赤ちゃんのいる生活をめざして行動をすること表した言葉です。
【赤ちゃんが欲しい!】と思った段階ですでに妊活はスタートしています!
妊活は1人ではできないので、夫婦・パートナー間のコミュニケーションが大切になります。
では、妊活とは具体的に何から始めればいいのかについてお伝えします。
まずは生理周期を知りましょう
生理周期とは、
生理の開始日から次の生理の前日までの日数のことを指します。
- 生理が終わってから排卵するまでの「卵胞期」
- 排卵日のあたりを「排卵期」
- 排卵後から次の生理が始まるまでを「黄体期」
と分けられ、【卵胞期→排卵期→黄体期→生理】と繰り返されます。
正常な生理周期は25~38日、生理期間は3~7日といわれています。
平均すると生理周期は28日、生理期間は5日です。
生理の期間が短かったり、出血が少ない場合は
子宮の病気や無排卵周期症、甲状腺ホルモンの分泌異常などが考えられます。
逆に生理期間は長かったり出血は多い場合は
子宮筋腫や子宮腺筋症、無排卵周期症などが考えられます。
ちなみに私は出血が多く、
生理2日目あたりは夜用の多い日用のナプキンを日中につけても1時間ももたない状態でした。
そして子宮筋腫が見つかりました。
心配な方は一度婦人科を受診することをおすすめします。
私の詳しい既往歴はプロフィールでご覧ください。
基礎体温を測りましょう
基礎体温について
基礎体温とは、
安静状態にあるときの体温のことで
朝目覚めて活動する前に測るのが一般的です。
- 生理が始まると低温期になり約2週間低めの体温となる(生理、卵胞期)
- 排卵すると体温は上昇し、次の月経までの約2週間は高温期となる(黄体期)
- 2週間たっても高温期が続き、生理が来なければ妊娠の可能性がある
- 体温が上がらず低温期が続いていたら、排卵が起きていない可能性がある
婦人用体温計を使いましょう
基礎体温を測るときは婦人用体温計を使います。
一般的な体温計と基礎体温計の違いは表示される数値です。
一般的な体温計が0.1単位なのに対し
基礎体温計は0.01単位まで表示されるようになっています。
そのため、一般的な体温計では分からなかった微細な体温の変化が
基礎体温計では分かるようになっているので専用の体温計で基礎体温を測ることが大切です。
私はテルモの【WOMEN℃ ベーシックタイプ 予測式】を使っていました。
- 価格が比較的安いので手軽に買える
- 20秒で予測検温ができる
- ディスプレイが光るので暗い寝室でも使用できる
- 前回の計測値が表示される
- 水洗いができるので清潔さを保てる
他にもアプリと連動して計測値を自動で反映してくれるものや
計測時間がさらに短いものもあるので自分に合うものを見つけてくださいね!
基礎体温の測り方
- 朝、目覚めたら、体を動かさず寝たままの状態で測定。
枕元に婦人体温計を準備しておく - 婦人体温計の感温部を舌の裏側の付け根に当てる
- 婦人体温計を舌で押さえ、口を閉じたままで測る。
検温中は口で息をしないように注意する - 検温後は、基礎体温表などに記録する
婦人用体温計は口の中に入れて温度を測ります。
慣れるまでは計測自体が難しく感じるかもしれません。
実際の基礎体温は、体調や室温、測り方など微妙なことで誤差が出てしまうものです。
周期も人それぞれなので、あまり神経質にならなくて大丈夫です!
まずは基礎体温を測って記録を付けることから始めましょう。
タイミングはいつ取るのが良い?
生理周期や排卵日のめやすが分かったところでタイミングを取っていきます。
タイミングのおすすめは排卵日の3日前から排卵翌日の5日間です。
その中でも特に妊娠しやすいタイミングは排卵日の1日前と排卵日といわれています。
- 卵子は月に1度しか排卵されない
- 卵子は排卵後約24時間しか生きられない
- 精子は射精後約3日間生きられる
しかし基礎体温だけでは排卵日がいつなのか分かりづらく
タイミングをいつ取ればいいか悩むと思います。
私もそうでした。
そこで排卵検査薬を使用することをおすすめします。
排卵検査薬を使用しましょう
排卵検査薬とは、尿中の黄体ホルモンの変化を捉え、最も妊娠しやすい時期である排卵日を予測する検査薬のことを言います。
尿をかけるだけで分かる簡単な試薬でだいたいの製品が排卵日の1日前を予測してくれます。
私が使用していた排卵検査薬は
- ロート製薬【ドゥーテストLHII】
- ハイテスター【ハイテスターH】
この2種類です。
- 採尿部が大きいため、尿がかけやすく、ハネにくい構造
- 尿を2秒かけるだけで良い
- 判定時間が5分
- 採尿判定窓の【判定】ラインと【基準】ラインの濃さを見比べて、陽性・陰性を判定する
- キャップを反対側につけると長くなり持ちやすい
- 尿を5秒間かける
- 判定時間は10分
- 判定方法は判定部に現れる3本のラインの本数によって行う。低域から高域まで幅広く黄体形成ホルモンの増加が検出できる
上記2種類の検査薬を使った感想や実際に使用した検査薬を掲載しているので良かったらご覧ください。
不妊治療クリニックを受診するタイミング
健康な男女が妊娠を希望し、避妊をしない継続的な行為があっても
1年間妊娠しない場合【不妊症】と定義されます。
不妊のカップルは約10組に1組と言われています。
近年妊娠を考える年齢が上昇していることもあり、この割合はもっと高いとも言われています。
私のように子宮筋腫などの婦人科系の病気を患った人は
6か月間妊娠しない場合は【不妊】と言われることもあるそうです。
不妊の原因は多種多様なので受診をして詳しい検査することをおすすめします。
不妊治療の3ステップ
不妊治療はまず何が不妊の原因なのかを調べる検査をします。
検査を行った後にどういった方法で妊活を進めていくかの方針を決めます。
- タイミング法
- 人工授精(AIH)
- 体外受精
検査の結果次第ではステップアップが早まることもあります。
簡単にそれぞれを説明すると
検査で大きな異常が見つからなかった場合に
卵子の発育を見ながら排卵する時期に合わせて性交渉をすることで
自然妊娠へと導びく方法。
妊娠の確率を高めるために
排卵日を特定することで卵子と精子がきちんと出会えるように
ドクターにサポートしてもらう。
運動性の高い精液を集めて
妊娠しやすい時期に子宮に注入し受精をサポートする方法。
毎月行っても問題はなく、
麻酔の必要もないので女性の身体への負担が少ないといわれている。
体外に取り出した卵子と精子の受精を体外で行い、
受精卵が育ったのを確認してから子宮に戻す方法。
ほかの治療法に比べて周期あたりの妊娠率は高いといわれているが、
身体への負担が大きい。
検査の結果や治療期間によって方法が変わってくるので、ドクターと相談が必要です。
私は不妊の原因を探る検査を受けて【クラミジア感染症】にかかっていることが発覚しました。
治療をして完治しましたが、自覚症状がなかったので
受診をしなければ卵管癒着などの合併症を起こし、妊活に大きな影響を与えていたかもしれません。
受診することで分かることもあるのでぜひ勇気をもって受診をしてみてください。
最後に
- 子どもについて夫婦・パートナーとよく話しあう
- 生理周期や生理の状態を把握する
- 基礎体温を測る
- 排卵日を予測してタイミングを取る
- 一年以上授かれないときは婦人科や不妊治療クリニックを受診して原因を探る
- 不妊治療はどれくらいの期間・費用で進めるかを話し合って決める
妊活を始めるにあたり生活習慣を見直すこともおすすめします。
身体が健康でないと妊活に必要な栄養や血流が身体の悪い部分に優先して送られていきます。
そうすると良い卵子・精子が作られなくなります。
適度な運動、栄養のある食事、質の良い睡眠を心がけてください!
少しでもこのブログがみなさんのお役に立てたら嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました!