不妊治療クリニックで行う検査の一つにフーナーテスト(性行後試験、ヒューナーテスト)があります。
そのフーナーテストで不良判定を受けましたが、自然妊娠することができました。
この記事で分かることは
- フーナーテストの結果不良でも妊娠した経験談
- フーナーテストの概要について
- 検査結果が良くないときの不妊治療のステップアップについて
下記の記事も妊活の参考にしていただけたら嬉しいです。
実際に受けたフーナーテストの結果
不妊治療クリニックではタイミング法を行っていたので
排卵確認のときに頸管粘液の量の確認とフーナーテスト(ヒューナーテスト)をしました。
フーナーテスト(ヒューナーテスト)は全部で3回行いました。
- 粘液は少ない。精子の数0匹(動かない精子を確認)評価は不良✖
- 粘液は少ない。精子の数5~10匹(チョロチョロ動いていた)評価は可△
- 粘液は少ない。精子の数0匹(動かない精子を確認)評価は不良✖
2回目の検査で精子が動いていたので抗精子抗体を持っている可能性は無いと診断されました。
(抗精子抗体とは、精子を外敵とみなし、精子の動きを妨げてしまう抗体のことをいいます。男女とも抗精子抗体をもつ可能性があり、不妊の原因となります)
しかし検査結果が悪かったのでタイミング法での妊娠の希望が薄くなり、
主治医からは『今回のタイミングで妊娠しない場合は人工授精を考えていきましょう』と言われました。
結果的に3回目のフーナーテストの後に妊娠の陽性反応がでました。
フーナーテストとは
フーナーテストとは
【妊娠の可能性の高い時期に夫婦生活をとったのち、女性の子宮頸管粘液を採取し
顕微鏡で運動精子がどのくらい観察できるかをみる簡単な検査】のことです。
精子がいても運動性が悪ければ卵管までうまく泳いでいけないため、
精子がどのような動きをしているかも観察します。
性行為後、6~12時間以内の検査が良いといわれています。
(クリニックによっては24時間以内でも可)
1回で元気よく泳ぐ精子が何匹も見られれば問題ありませんが、結果が思わしくない場合はいい結果が出るまで検査をします。
フーナーテストの判定基準
判定基準の一例ですが
- 優:動いている精子数が15個以上→有意に妊娠率が高い
- 良:動いている精子数が10~14個→妊娠は十分に期待できる
- 可: 動いている精子数が5~ 9個→妊娠は期待できる
- 不良: 動いている精子数が4個以下→妊娠率は有意に低い
となります。(運動精子数/400倍視野当たり)
フーナーテストの結果が良くない原因
フーナーテストは排卵や性交の時期などにより偽陰性が出やすい検査だそうです。
一度結果が陰性だとしてもがっかりする必要はありません。
けれど繰り返し結果が陰性だった場合はタイミング指導を受けるよりも
早めに人工授精や体外受精などのステップアップを勧められる可能性があります。
検査結果による不妊治療のステップアップ
1つずつ検査を行い不妊の原因を探っていきます。
検査結果によってはステップアップが早まることもあるので、担当の先生や夫婦・パートナー間でよく話し合う必要があります。
最後に
- フーナーテストは運動精子がどのくらい観察できるかをみる簡単な検査のこと
- 性交後、6~12時間以内に検査を行う
- 検査結果が不良のときは不妊治療のステップアップを勧められることもある
- 検査結果は偽陰性が出ることがある
私の検査結果が不良だった原因は分かりませんが、結果的に自然妊娠することができました。
検査結果で一喜一憂すると思いますが、このブログが皆さんの希望となれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。